【預言者の言葉】
新年早々国内外のニュースは暗いニュースばかりです。芸能界も含めて。
イスラエルとハマスの戦闘もロシアとウクライナの戦闘も収まる気配がありません。
ウイルス感染症者が増加しています。初めて実用化されたmRNAワクチンは多くの懸念があるなか、日本が世界に先立ち国内にmRNAの自己増殖型ワクチン(レプリコン)工場を造り、製造販売が始めています。
日本は30年のデフレで所得が増えないままで物価だけがうなぎのぼりに上がっています。
国の税収は過去最高だということです。それだけ、国民の負担が増えているということです。
混沌とした無秩序な国際社会にどの国も危機感をもって、自国で農産物の生産ができるような方向に転換していますが、日本は逆に農家を冷遇し、ますます輸入に頼ろうとしています。
土曜日の早天祈祷会は今現在、榎本保郎旧約聖書一日一章のイザヤ書の箇所を読んでいます。
預言者イザヤは預言者エレミヤとほぼ同じような時代を生きた預言者です。
そこで語られている日本の諸問題(懸念)は50年前とさほど変わらないのです。
当時の日本と現在の日本と違うのは、高度成長期か衰退期か、です。
当時の日本は高度成長期で希望と夢がまだ持てた時代ですが、今はその希望と夢さえも持てない状況です。当時は総中流意識の時代でしたが、現在は異常なまでの貧富の格差が生じています。
エレミヤはユダの国に向かってこのまま神(万軍の主)をないがしろにし、悪の道に突き進んだら、国は剣と、飢餓と、疫病によって滅ぶと、警告しています。
この預言の言葉を時代錯誤もはなはだしいと思わず、私たちも神の警告に耳を傾ける必要があるのではないかとつくづく思わされています。(牧師)
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