【イースターおめでとう!!】
一般にはイースターと呼ばれていますが、わたしは正直「復活祭」のほうがピンときます。
なぜなら、イースターはイエスが十字架の死より3日目によみがえった(復活)されたことを記念する日だからです。イースターは直接「復活」を意味していません。
「イースター」という言葉が、古代ゲルマン民族の春の女神Austro の祭りから来た用語
です。英語とドイツ語はこの流れをくんでいますが、フランス語では、ユダヤ人の過越祭を意味するパスカを語源とした呼び方になっています。
イースターが祝われた歴史は古く、キリスト教最古の祝日です。
キリスト教会の誕生からしばらくの間を初代教会と呼んでいますが、初代教会は復活をお祝いするだけではなく、十字架の受難、復活、昇天をあわせての記念として覚えていました。
過越祭には犠牲の小羊が献げられていましたが、イエスがその小羊となってくださったのが十字架の死です。
「キリストが、わたしたちの過越の小羊として屠られたからです。」(コリントの信徒への手紙一5章7節)
私たちキリスト者の福音の根幹にかかわることです。
だから、聖書にはこう書かれています。「死者の復活がなければ、キリストも復活しなかったはずです。そして、キリストが復活しなかったのなら、わたしたちの宣教は無駄であるし、あなたがたの信仰も無駄です」(コリントの信徒への手紙一15章13~14節)
と。 (牧師)
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