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まことの神とは(2)

【まことの神とは(2)】

「八百万(やおよろず)の神」という言葉があるように、日本人の一般的に考える神とは、すべてのものに神が宿るという考え方だと思います。

山の神、海の神、など自然を神として崇めます。また、木や石や金属などで造った像を

神として崇めます。時々、それらの像を見て「お優しい顔をしている」とか言われることがありますが、作者がそのような顔に造ったからであって、そこに宿っている神がそのよ

うな優しい顔だちというのではありません。

また、死んだ人間を神として崇めたりします。

 キリスト教が教えている神は存在するすべてのもの(天地万物)をお創りになった唯一の神です。そのお方は「創造主」と呼ばれています。

この方からすべて(見えるものも見えないもの)の存在は始まりました。

それでは、その「創造主なる神」をだれが造ったのか、と素朴な疑問がわくと思います。

「創造主なる神」を創った創造主、その創造主を造った創造主・・・。

それではほんとの最初はだれなのか、と永遠に答えがでてきません。

 「創造主なる唯一の神」からすべてが始まったのです。

「世の中に偶像の神などはなく、唯一の神以外にいかなる神もいない。・・・

わたしたちにとっては、唯一の神、父である神がおられ、万物はこの神から出、わたしたちはこの神へ帰って行くのです。」(コリントの信徒への手紙一8章4節)