夜の祈祷会は小預言書の一つ、ホセア書を終わりました。
次回から、「詩編」を共に見ていきます。
「詩編」のヘブライ語聖書の表題は「賛美」(テヒッリーム)です。
詩編のなかには、「賛美」だけでなく「祈祷」(72編《エッサイの子ダビデの祈りの終り》、90編《祈り。神の人モーセの詩》)も出てきます。
詩編は神への賛美と祈りから成っているのです。
詩編は作られた年代も作者のさまざまです。
大まかに言えば、ダビデ王朝時代から捕囚後ぐらいでしょう。
表題に「ダビデの歌」とあるのがあるが、必ずしもダビデの作とは
言えない。「・・・の・・・」の「の」は「・・・のために」とか「
・・・に属する」とかの意味です。
「詠み人知らず」の詩編も多くあります。
150の詩が集められ、詩集となっています。集められた詩はそれぞれに意味があり選ばれたのです。
詩編はしばしば新約聖書に詩編の言葉が引用されているほど結びつきは
大です。
(牧師)
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