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キリスト者は何を信じているのか

【キリスト者の信じるその中身】

 スコット・マクナイトはコリントの信徒への手紙一15章を

偉大なるキリスト教信条の生みの親である、と言っています。

 

パウロが、最も大切なこととして受け継ぎ、伝えたことです。

 

ニケア信条(紀元325年)も、コリント一15章に根ざしています。

 

 わたしたちは、唯一の神、全能の父、天と地と、見えるものと

見えないものすべての造り主を信じます。

 わたしたちは、唯一の主、神の独り子、イエス・キリストを

信じます。

主はすべての時に先立って、父より生まれ、光よりの光、まことの

神よりのまことの神、造られずに生まれ、父と同質であり、すべて

のものはこの方によって造られました。

主は、わたしたち人間のため、またわたしたちの救いのために、

天より降り、聖霊によって、おとめマリアより肉体を取って、

人となり、ポンティオ・ピラトのもとで十字架につけられ、

苦しみを受け、葬られ、聖書に従って、三日目によみがえり、

天に昇られました。そして父の右に座し、生きている者と

死んだ者とをさばくために、栄光をもって再び来られます。

その御国は終わることがありません。

 わたしたちは、主であり、命を与える聖霊を信じます。

聖霊は、父と子から出て、父と子とともに礼拝され、あがめられ、

預言者を通して語ってこられました。わたしたちは、唯一の、聖なる、

公同の、使徒的教会を信じます。わたしたちは、罪のゆるしのための

唯一の洗礼を、信じ告白します。

わたしたちは、死人のよみがえりと来るべき命を待ち望みます。

 

 

「福音の再発見」スコット・マクナイト著 より  (牧師)